こんにちは。 ビッグデータ解析部のakiです。
解析部で、Markezineでの連載をはじめましたのでご紹介です。
いま必要なのは「アナリティクスアプローチ」、ビッグデータ活用の課題とこれから (http://markezine.jp/article/detail/21293)マーケターのかた向けに、今後のビッグデータ活用についてデータサイエンティストの立場から説明していく連載です。 上記では第1回目として把握しておくべきビッグデータ活用の現状と課題、今後目指すべき方向性を紹介しています。
第1回の概要としては以下のような流れ。
■まずビッグデータ活用の現状把握
- 「いまビッグデータの活用はどのくらい進んでいるのか。」
- 「レベルでいうと、一般的にどのくらいなのか。」
- 「そして今のレベルには、どんな課題があるのだろうか。」
ということを簡単に整理しています。
■アナリティクスアプローチ
そしてこれから。
- 「次のレベルは、どんな状態なのか。」
- 「いまのレベルから、次のレベルにステップアップするには。」
といったことについて解析部の考えを説明しています。
■すごくサマリ
いいたいことは、 従来のヒューリスティックなデータ活用も大事だけど、ちょっと視点の違う方法論としてアナリティクス・アプローチも今後ますます重要ですよね。 ということです。
これまでも多くの企業でそういう研究や取り組みはされてきているし、よく記事などでも拝見しますが、それが本格化していく環境が整いつつあると思います。
■本格化のきざしは、例えばここに見える
まず、インフラの発達。 解析基盤、ネットワーク、クラウドストレージなど。 「技術的には可能なんだけど、やりたいんだけど、インフラコストが…」といった事が急速に解消されつつあります。
次に、活用事例。 活用事例が増えてくると活用イメージが持てるようになって、トライしてみる企業が加速的に増加していきます。 イノベーター理論でいうと、アーリーアダプターに相当する企業がこれまでかなりトライを重ねてきて、アーリーマジョリティがいま積極的に検討を始めている。 そんな段階に入ってるな、と感じています。
そして、やらなければ負けるビジネス環境。 自社はどんな価値を市場や顧客に提供するのか、という大上段の差別化がもちろん企業としては存在意義を問われるところですけれど、それとは別の次元で、活用できる資産をちゃんと活用する。持っているデータや入手できるデータをちゃんと使いこなす。 というところでの戦いも激化している中で、遅れをとればナレッジが得られるのが遅れる、ノウハウの蓄積が遅れる。 提供したい価値を市場や顧客により良く届けるために、いまデータに取り組むべき段階になってきています。
こんな要素が織り重なって、いまがまさに、劇的にビッグデータ活用が進んでいくパラダイムシフトのときだと感じます。 ビッグデータ解析部としても、我々がそのリーダーシップをとっていくのだという気概でがんばっていきたいと思います。
■おわりに
…ちょっと固い話になりましたけど。
Markezine連載、月に1回くらいのペースで投稿していきますので、こちらともども、どうぞよろしくおねがいします。
いま必要なのは「アナリティクスアプローチ」、ビッグデータ活用の課題とこれから (http://markezine.jp/article/detail/21293)