こんにちは、プラットフォーム・ワンの新卒1年目Yukaです!!
ここ数年よく耳にし、さまざまな媒体で目にするネイティブ広告。 しかし、今までの記事広告といったいなにが違うのー?!?!?!
ということで調べてみました。
ネイティブ広告(Native Ads)
デザイン、内容、フォーマットが、媒体社が編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様でそれらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告を指す。
とJIAA(一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会)により定義されています。
IAB(Interactive Advertising Bureau)で広告フォーマットとして6つに分類されています
- インフィード型
- ペイドサーチ型(検索連動)
- レコメンドウィジェット型
- プロモートリスティング型
- ネイティブ要素を持つインアド型(IABスタンダード)
- カスタム型(その他)
さらに下記の指標が重要視されています。
IABネイティブアド評価フレームワーク主要6ポイント
- 形式(FORM):フィードの動きに合っている/合っていない
- 機能(FUNCTION):コンテンツ機能に合っている/合っていない
- 統合(INTEGRATION):ページの挙動に合っている/合っていない
- バイイングとターゲティング(BUYING&TARGETING):掲載面を指定できる/できない
- 計測指標(MEASUREMENT):ブランドエンゲージメント/ダイレクトレスポンス
- 広告の明示性(DISCLOSURE):消費者に対し広告の明示性が明確であるかどうか
特に広告の明示性に関して注意しなければならないのは、ステマ(ステルスマーケティング)にならないよう広告枠内に[広告]、[PR]、[AD]、[Sponsored]などをわかりやすく表示することです。
きちんと広告であることを伝え消費者が混乱しないよう識別できるようにしなければなりません。
※DAC訳 IAB「ネイティブアド・プレイブック」より引用
記事広告(Advertorials)
広告(Advertising)と記事(Editorial)を合わせてアドバトリアル(Advertorial)と呼ばれる
編集記事
広告主や広告代理店等から金銭等の授受が直接的にも、間接的にもなく、媒体社が自らの意思で企画、編集、制作された記事のことを指す。
直接的かつ間接的に金銭の授受があった場合の編集記事ではない例は下記の通り。
- 直接的な金銭の授受があった場合:媒体社の広告メニューにはないが、金銭の授受が行われたことで執筆された記事
- 間接的な金銭の授受があった場合:媒体社の広告に出稿した見返りとして執筆された記事(消費者からは一見、対価を伴わない純粋な編集記事にみえるが、実は広告に出稿した見返りとして執筆されている記事)
※JIAA ネイティブアド研究会「ネイティブ広告の定義と用語解説」より引用
タイアップ広告
媒体社が広告を記事調に制作編集する広告コンテンツを指す
とJIAAが定義を定めています。
以前から、新聞や雑誌などで商品をPRするために広告を記事風に編集して使われており最近ではブログやメールマガジンでも使用されています。
ネイティブ広告と記事広告を比較すると媒体やプラットフォームと馴染む形式かという点、またコンテンツの制作者が媒体社側か広告主かという点で違いがあります。
つまりネイティブ広告とは、
ネイティブ広告という広告ではなく広告枠でありオンライン広告の一手法。
媒体に合わせたフォーマットでその媒体に馴染み邪魔をせず一体感のあるもので、インフィード型などというフォーマットや記事広告なども含んだ新しい概念であるといえます。
【参照】 JIAA ネイティブアド研究会 ネイティブ広告の定義と用語解説 IAB ネイティブアド・プレイブック(DACによる日本語訳) IAB The Native Advertising Playbook(英語原文)